SOLD OUT
写植とデジタル出力の混合技法で版下を作っていたころ(1993年頃)の素材ファイルを倉庫で見つけた。当時はフォント種の絶対数が少なく、特にかたちの整った和文書体がなかったので、和文は従来どおり写植屋さんに写研の文字を打ってもらい、それを欧文やロゴ入りのデジタル出力した印画紙に貼り込んで版下を作って印刷入稿していた。写真の上に文字を置くような場合、スタディーまたはファックス(!)校正用のダミーづくりも大変だった、写真原稿をコピーしてその上にOHPフィルムに印刷した文字を置いて大きさや位置を検討していた。当時デザインとは、デスクとコピー機を締め切りまでひたすら往復することに等しかった。そんなの時代の悪戦苦闘の痕跡。
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あきやま・しん[デザイナー]